2013年9月26日木曜日

環境学習会(松橋町久具地区)


8月22日に宇城市松橋町の久具地区で開催された小学生を対象にした環境教育学習会のお手伝いに参加してきました。

参加者は、久具地区の小学生とその保護者や関係者の方々を含めた約50人でした。
学習会は、水質調査、微生物調査、田んぼの生物調査を通じて、子供達の環境保全に対する意識の向上を図ることを目的に実施しています。
私達は水質調査の担当として、宇城警察署の裏を流れる旧大野川で透視度計やパックテストを使って子供達と一緒に簡易的な調査を実施しました。みんな暑い中一生懸命取り組んでくれました。



旧大野川
 
 
 水質汚濁の指標となるCODのパックテストでは、別途用意していた家庭雑排水と川の水を比較すると試料の色がまったく違ったこと(もちろん雑排水の方が汚濁化している)に子供達は驚き、川を綺麗にしていこうという気持ちが強くなったとのことでした。


水質調査風景

 

田んぼの生き物調査では、日本在来種のメダカやメダカと姿形が似ていて生息環境も同じである外来種のカダヤシが見られました。
子供達は、講師である松橋高校の先生から、カダヤシやミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)といった外来種のことや、それが原因でメダカなどの在来種が減ってきていることなどを学んでいました。

これを機会に子供達やその保護者の方々にも地元の水質や生き物に興味を持っていただけたらと思いました。

文責:YS