2013年5月7日火曜日

石垣

 石積の種類は、その加工によって異なり、自然のままの石(大玉石・雑石)の「野面石(のづらいし)」。 加工した「間知石(けんちいし)」等があります。

 石垣の積み方も、①横目地が水平となる「布積」、②石を45°傾けて積む「谷積」、③大きさや形の違うものを不規則に積む「乱積」、④田の畔によく見られる「玉石積」などが代表的な施行です。


石垣の積み方
  
 














下の写真は、竹田市の岡城にある大手門の石垣です。周りを「布積」、中央は「谷積」の複合石積みです。 外側は加工した間知石を使っていますが、内側は野面石に見えます。

 おそらく、どうせ大手門の扉部分で隠れてしまうので加工しない石を使ったのでしょうか。昔も今も経費削減に厳しかったのでしょう。 

 しかし、いかにも外側は丁寧に積み中央はちょっといい加減に・・・。あるいは、せっかく「布積」に積んでいた石垣の中央部がへこんで崩れてしまったような・・・。いろいろ想像できて、つい面白くて「パチリ」と撮しました。

 石垣にはそのはかにも、打込み接ぎや算木積み。あるいは石積みの外観によって、亀甲積みや大石の周りに比較的小さな石を積む笑い積みなどがあります。

 そのような目でお城の石垣を見て周るのも楽しいかもしれませんね。

 

大分県竹田市岡城の大手門

















文責 KO

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